腹部脂肪吸引の症例写真（51歳/女性）

ぽっこり下腹部がお悩みお50代女性

ぽっこりと張り出したお腹を気にされて、ご来院くださった51歳の女性です。加齢とともに悪化しがちなお腹の張り出しは、蓄積された皮下脂肪と、皮膚のたるみを同時に改善することで、劇的な変化が見込めます。こうしたケースには、ベイザー脂肪吸引がおすすめです。皮下脂肪のおよそ90%を除去でき、皮膚の引き締め効果も期待できます。

ベイザー脂肪吸引の概要と術後経過

ベイザー脂肪吸引と一般の脂肪吸引との違いは、事前に「ベイザー波」という超音波を照射するかしないかです。このひと工程をプラスするだけで、脂肪吸引の仕上がりが大きく変わります。

●ベイザー波とは何か？
36kHzの細かな振動（超音波）のことです。この周波数の超音波は皮下脂肪だけに作用し、周辺組織を傷つけません。つまり、脂肪だけをバラバラにして吸引しやすくする優れものなのです。

●なぜ90%もの皮下脂肪を除去できるか？
通常、皮下脂肪はいくつもの脂肪細胞がくっついて、かたまりになっています。スーパーの生肉コーナーで見かける牛脂のような状態です。従来の脂肪吸引では、このかたまりを無理やり切り崩して除去していました。固形の牛脂をストローで吸い出そうとしているようなイメージです。当然ですが、全てをきれいに除去することはできません。一方のベイザー脂肪吸引は、皮下脂肪を液体にしてから除去する方法です。溶けた牛脂をストローで吸い出すようなイメージで、容易に多くの脂肪を除去することができます。

●なぜタイトニング効果があるか？
従来の脂肪吸引では、脂肪を切り崩して除去するために、先端の尖った吸引管を使用していました。これが、皮膚と皮下組織とをつなぐ線維組織を傷つけていたのです。その結果、術後に皮膚と皮下組織とをつなぎあわせるものがなく、皮膚がたるむという失敗が起きがちでした。しかし、ベイザー脂肪吸引は、脂肪を液状にしてから吸い出すため、先端の尖った吸引管を使用する必要がありません。さらにTHE CLINIC ではVentX（ベントエックス）という先端の丸い吸引菅を導入し、全てのケースでこれを使用しています。そのため、より高いタイトニング効果が得られるのです。

写真は術前と術後6ヶ月の比較になります。張り出しが解消されて、おへそが縦に長く見えるようになったのがお分かりいただけると思います。年齢を重ねると、皮膚のたるみでおへそが横長に潰れがちですが、ベイザー脂肪吸引で皮下脂肪とたるみの両方を除去したことで、おへそが強調され、若々しいお腹に。とても50代には見えません。これだけ多くの脂肪を除去しているにもかかわらず、たるみがなく、美しい仕上がりです。